宴会GUIDE

中国の宴会

中国では、宴会は日本とは違った大切な意味を持っていると言われています。中国社会が「人間関係社会」だとすれば、宴会はその結び目であり、潤滑油ということができるのです。

中国人は宴会に招かれると、初めての相手に対しては非常に慎重な対応をするそうです。心では出席したいと思っていても、まずは相手方が冷やかしなのか本気なのかを確かめるために最初は断ってきたりするようです。
その場合は迷わずまた招待するといいでしょう。

古くから「三顧の礼」(三国志で諸葛孔明を師に迎えるのに三回訪問した)と言われているように、中国人は奥ゆかしく慎重な対応を見せる人が多いようです。断られても、少なくとも三回は誘うことが礼儀だと思いましょう。でも、三回断られても、まだ誘ったりすることは逆効果となります。

中国の宴会は、個人の家庭で開かれる「家宴」から、正式な国家的宴会である「国宴」まで、大小さまざま、様々な格式の宴会があります。しかし、宴会の大小や格式とは関係なく、「主人が客人を迎え手厚くもてなし、主人の面目を立て、人間関係の環をつなぐ場」という宴会の主旨と目的はすべての宴会に共通しています。

これに対して、日本の宴会は「○○先生に皆で感謝する」、「○○さんの△△を祝う」、「○○さんを歓迎する」という主旨で、周りの皆つまり客人側が主人側をお迎えしてお祝いを開催するという形式が圧倒的に多いと思いますが、この点で、日本と中国の宴会の趣旨は主客転倒、まったく逆さまのスタンスとなります。

たとえば日本の宴会やパーティーでは客を最上席に座らせますが、中国では逆で、主催者である主人が最上席に座るようです。
費用についても、日本式の「割り勘」や「会費制」はなく、その主催者が全額を負担して、客人に負担を求めることはないようです。

もし、中国の宴席で客人を最上席に座らせたら「ここの費用は全部客人負担か ?! 」と客を戸惑わせ、怒らせてしまうようなことになってはいけません。中国の席のマナーをきちんと覚えておきましょう。


 

中国の宴会で重要なことは、ひたすら主人の面子を持ち上げることにあります。主催者の話を無視して勝手に騒いでしまったり、主人の乾杯を無視して各人が勝手に盃の酒を飲んだりするようなことはゆるされません。日本人はどちらかと言うと、「主人をダシに担ぎ上げて皆で大騒ぎする」というお祭りのような感じですが、中国では「主人が皆を集めて大盤振る舞いする」という面子を誇示するパターンと言っていいでしょう。

また、日本人の中には、宴会を交渉の場と考えて、宴会の席上でやたらと仕事交渉めいた話を持ち出す人がいますが、多くの場合、このような態度は中国人から「宴会の主旨をハキ違えた外国人」と疎んじられることになってしまいます。交渉の詰めをしたいなら、パーティーではなく個室での食事、あるいは宴会終了後の送迎の車中などで、一対一で直接話し合うほうがいいでしょう。

中国の伝統的な宴会は全員着席方式で、立食形式はないと言われています。座席の座り方にも厳密な序列があって、これをひとつでも間違えてしまうと大変に失礼にあたります。もし、お客様をご招待しての宴会であれば、商談はご破算ということです。

宴会における酒には、白酒(パイチュウ)を用いることが基本です。これを小さい杯に入れて、乾杯し一気に飲み干すのです。最近はワインに変える例もあるようです。最初に出席者全員で乾杯する他は、出席者が他の出席者と言葉を交わして、個別に乾杯を繰り返します。

ホスト側が客に酒を勧めるだけでなくて、客側もホストの「酒を借りて」乾杯を勧めていきます。体面を考えて、しばしば、食べきれないほどの料理が用意されてしまうので、浪費をしないように政府が呼びかけることもあります。しかし、実効性は低いようです。宴会芸が行われる事はまれですが、歌が得意な人が披露をする場合もあるようです。宴会を通じて、同席者と面識を深めてゆくというのは、他国と同じようですね。

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Last update:2018/7/6

 

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